留学への意識
今日は留学についてのお話をお届けします。今日、今年の春に留学から戻った女性が「留学には明確な目的があった方がいい。」という話をしました。私が留学斡旋のお仕事をしていたのは8年ほど前。その頃からよく話題に上っていたのは、留学生には「何を学ぶために行くのか」が明確な人と「留学したら何かが見つかる」と思っている人がいる、ということでした。大事なのは「留学の目的が明確」なことだという彼女の意見に私も同意して話は弾みました。
目的が「自分には何が合っているのかを見つけること」なら素晴らしい成果がある留学になるでしょう。様々な職種の仕事ができるようにアレンジするのか、一つの会社でインターンシップを長期間するのか、その人なりの「何か」を見つけるための計画を練って、留学すればいいのです。でも、ただ海外に行って、学校に通って、誰かと部屋をシェアして、英語を学んでいても、何も見つかりません。だって、探してないですもの。
「英語の上達」が目的でもいいですね。英語を上達させて、その英語で何がしたいのかも明確である必要がありますが。何のための英語の上達なのかが明確ならば留学先での行動計画を練ることが出来ます。どんな分野の会話に慣れる必要があるのか、単語量を増やすべき分野は何なのかなどを計画するのです。
なんとなく留学すると、なんなく時間が流れて帰国の日がやってきます。なんとなく留学しても楽しいです!思い出はたくさん出来るし、友達も増えます!それを目的にすること大いに結構!思い切り楽しんで、思い出を作りましょう。でも、留学斡旋の仕事をしていた経験から感じることは、皆何かを得たくて留学する、ということです。単に思い出づくりなら旅行で十分と思っている人かほとんど。じゃあ、その何かを得る為には何が必要なの?ということに気づいていない人が本当に多いです。
答えは単純です。目的を明確にする!留学はあくまでも手段です。手段の先にある目的を明確にしましょう。あなたがもし、今後留学を考えるなら、是非この「目的」の話を忘れないでください。もし、あなたのお子様が留学することになったら、是非明確な「目的」の重要性に気づかせてあげてください。目的があってこそ、その手段である留学は、成果を求めて行動する有意義な留学生活になるのですから。
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