歌と英語と音と耳

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

私は中高と合唱部に所属していたんです。今になって思うのですが、合唱部での6年間の経験が私の英会話上達にとても役立った気がします。それは何故か?

合唱というのは、何人もが同じ歌を歌います。いくつかのパートに分かれて歌いますが、同じ歌を歌うことに変わりありません。そこで重要なのが、音の色合いです。音の高さは合っているのに、何故か違和感がある!という時はこの音の色合いが原因だったりします。「あ」と言っても色々な「あ」があることはお分かりでしょうか。「あ~」と言いながら口を色々動かしてみると、明るい音になったり、暗くなったり、音が上がったりするんです。その「あ」の音を同じ音にしていく!という訓練が、私の耳を鍛えました。そして聞こえてくる音と同じ音を出すにはどんな口の形をするのか、どこから息を出すのか、ということを無意識に出来るようになったのです。

前回のコラムに書きましたが、英語には独特の息遣いがあります。歌をされない方には、分かりにくい話しかもしれませんが、合唱をしているとき、声出す場所、息を出す場所の指導をよくされました。声を前に押し出す。頭の上から出す。胸から響かせる。などなど書き始めると、きりがありません。声、息は口から出るだけではないようですね。この歌の経験が私の発音を向上させている、ということを明確に発見した新年の歌会でした。

耳が良い、ということは英会話の上達には効果的。そして、「自分は歌は苦手だし、耳が良いとは…」という人は、この話英楽の道を利用してみてください。今後のコラム・話英楽の道。しばらくは息遣いの話を続けたいと思っています。ある人が言いました。「アルファベット毎にそれぞれの息遣いがあるなら大変だなあ」と。そう結構種類があります。覚えることも多い。大変です。その大変さを愉快に楽しんでいく英会話の道、話英楽の道へようこそ!楽しんでいきましょう!!

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