思ってたのとちゃうなあ

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

外国人講師たちと仕事をしながら過ごす毎日の中で、時々レッスン中の講師が私たち日本人スタッフがいる場所に来て、助けを求めることがありました。今日はそんなお話。

あるとき、レッスン中の講師が生徒様を連れて、教室から出てきました。そして、私に突然こう聞きました。「Hey,Chizuko. How are you?」そして、私はこう答えました。「Good.(元気やで。)What’s happen?(どうしたん?)」講師は私の質問には答えずに、生徒さんにこう言いました。「OK? She didn’t say”fine”,right? (ね?Fineって言わなかったでしょ?)」。そして教室に戻ったのです。

レッスン終了後、その講師が私の所に来て言いました。「Thank you for your help.(手伝ってくれてありがとう)。」そして先程のことを説明してくれたのです。レッスンの最初に、生徒様に「How are you?」と聞いたそうです。そうしたら生徒の皆さんの返事が全員「I’m fine, thank you.」だったそうです。彼は生徒様に、間違ってはいないけれどそれ以外にも色々な言い方があるよ、と伝えたかったそうです。しかし、そのことがなかなか伝わらず、実際に「Fine.」以外の返事をするところを見せたかった、とのことでした。ChizukoがGoodって答えてくれて良かったよ!と言われました。そして、その講師にどうして日本人は皆「How are you?」の質問に「fine」と答えるの?と聞かれたのです。

思い浮かぶ理由は一つ。学校で習ったから。「Fine」という答えは間違ってはいないのですよ。でも答え方はそれだけではないのです。そのことを知らない人もいますよね。そして実際に私の知る限り、「How are you?」と聞かれて、「Fine.」と答える英語のネイティブはあまりいないでのです。

英会話は言葉です。答え方が一つではないことがたくさんあります。本に載っていたりして、ご自身が学んだ英語はあくまでも一つのモデルであって、他にも表現があるかもしれないと知っている、とか他にはどんな表現があるのかな?と興味をもっておく、ということが大切だな、と思った出来ごとでした。そうすれば、話しかけた時の相手の返事が想定外だったとしても、焦ることは減るかもしれませんよ!

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