恐れがあってもやってみる!
約束の2時間前、私はバスの運転手さんに話しかける用の台本を持って家を出ました。ホストマザー、リーランに誘われてゴルフ場近くまでバスで行くためです。
この冒険に心が躍っていたか?いいえ全く。あるのは恐ればかりです。心臓が飛び出そうとはこのことだ、と実体験出来たほどです。
バス停に来たバスを止め(バスは手を挙げて止めます)運転手さんに、「Mona Vole shopping centreには行きますか? Dose this bus go to Mona Vole shopping centre?」と聞きます。いくつかのバスを見送った後、目的のバスに乗ることが出来ました。台本を持っていたとはいえ、ここまで順調に進んでいる自分を誇らしく感じていました。バスに乗ったら次は、「着いたら教えてくれますか? Could you tell me when we are there?」と運転手さんにお願いします。教えてもらわないと降りるバス停は自分では分からないので。運転手さんは気軽に“OK”と答えてくれました。
が、まだ不安が残る私は「忘れられたら大変!」と思い、運転手さんの目に入る場所に立っていました。バスは空いていたので、席はありましが不安の方が勝っていたので。少し走ったところで、運転手さんに何か話しかけられました。これが分からない。過去の珍道中でも書きましたが、想定外の会話に対応出来る会話力はまだなかったのです。理解出来ない焦りは、やがてパニックに発展。「バスが間違っていたのか?運賃払ったしなあ。一体何なのよ?」と。あまりにも理解出来ない私を見かねて、他の乗客の方が助けを出してくれました。簡単な言葉で。“Sit down. He says.” 「座って、って言っているよ。」
今思うと、運転中は危ないから座って欲しかったのでしょう。勝手な想像ですが、「ちゃんと教えるから大丈夫。座りなよ」というようなことを言ってくれていたのでしょうね。単に「座って」と言われていたとは。「ああ、そんなことね。」と苦笑いの私でした。それでも、不安はありましたが、無事に運転手さんは「ここだ」と教えてくれ、到着することが出来ました。無事に1時間のバスの旅は終了です。
バスを降りた時の安堵感。今でも思い出すことが出来ます。そして、途端に「面白かった!」と感じました。あんなにビクビクしていたのは、もう忘れて。
今日のポイント「恐れがある。そしてやってみる!」
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