幸福感に包まれた帰国前日

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

珍道中16日目。オーストラリア滞在期間が28日だけなので、短期間でよくこれだけ色々なことがあったものだと思います。短期間では何も変わらない、とも言えるし、大きく変わる、とも言える、そんな日々でした。

オーストラリアを離れる前日。モニカが電話をくれました。覚えているでしょうか。オーストラリアに到着したその日、私を出迎えてくれて、friend が理解出来ない私(珍道中4日目の出来ごと)に四苦八苦したモニカです。ほんの何分間かの他愛ない会話をしました。「いつ帰るの?シドニーは楽しんだ?」

そして、彼女は私の英会話力を褒めてくれましたのです。「すごい!すごく上達したのね!」と。何度も言ってくれました。

そりゃそうだ、と思いませんか?friend 友達、も理解出来なかった私が、電話で英会話出来るなんて。すごいことでしょ?そうなんです。すごいんです。でも、私は褒められる度にこう言いました。「全然そんなことない。私の英語は全然だめ」って。せっかく褒めてくれているのに。「上達したわよ」「そんなことない」を何度か繰り返しました。強情な私。今なら「ありがとう!」と喜べるのに、当時の私には出来ませんでした。だって、本当にまだまだ全然って思っていたんですもの。

私は何も変わっていない、と思っていました。モニカは大きく変わった、と思ってくれていました。私は出来ないことに注目し、モニカは出来ることに注目してくれたのでしょう。

その会話の結末は覚えていないのですが、電話を切った後に私は幸福感に包まれていました。ありがとうは言えなかった私ですが、本当は喜んでいたのです。「うわ~、めっちゃ褒められたやん。私、英語で電話出来てるやん!!」って。この彼女との電話は、滞在最後のテストの様で。そして、そのテストに合格したような心地でした。

この幸福感がとても重要なのです。それが次に進む糧となり、もっと伸ばしたいと思う原動力になる。そしてもっと上達するのです。「まだダメだ、もっと勉強しなきゃ!」よりも、「できた~!」という幸福感を持つ。お勧めです。

さあ、今回でオーストラリアを離れ帰国です。帰国後は日本で英会話を楽しんでいきますよ。

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