好きでも、嫌いでもない「普通」
前回のコラムを読んで、再びある人から「pの発音、日本語のパピプペポよりもっと破裂音っぽい感じってことですかね?」との質問を頂きました。
その通り!です。「破裂音」とは「まさにこの音」と言えるくらい破裂させてください。6月に入った頃から「d」と「p」の発音、息遣いについて話しました。少しずつですが、私の発音が良くなっていく過程です。コツをつかんだ後は、意識的にその音を強調して発音するのみ!自然に口から出る様になるまでは、「意識的に」発音しないと出来ませんでしたからね。「ん?今のはあかんよね?」と思ったり、「今の発音最高やね」と思ったり。自分で自分の発音をジャッジしていたと思います。
そうしてすっかり口になじんだ今。私の日本語は実は英語っぽい音を含むそうです。自分では意識していないのですが、子音の強さが、英語っぽいらしく。英語の発音、息遣いに面白さを感じて練習を続けるうちに、日本語が英語に影響されるようになっている、と言う訳です。面白いです。
さて、まだ当時大学生の私。オーストラリアから帰国してしばらく経つと、次の英語を話す機会がいつなのか想像出来ず、英会話上達へのモチベーションが落ちている時期がありました。きれいな発音にしたい!と思って練習はしていますが、週一回、英会話スクールに行った時だけ。それなりに取り組んではいましたが、オーストラリア帰国直後の様ではなかったですね。ダラダラとそれなりに、英語と関わっていました。
不思議なものです。オーストラリアに行く前は、新しい単語を覚えることも、新しい表現を学ぶことも楽しかったのに。嫌じゃないけど、楽しくはない。普通になりました。渡航前は、「オーストラリア行ったら、こんなことがあって、で、こんな人とこんな会話したらこの表現使えるやん!」などど、実際に使う場面を想像しては楽しんだものです。帰国した後も、「ああ、あの時こんなこと言えたかもなあ。おしいなあ。もっと覚えてから行ったら良かったわ」と現地でのことを想像して。
それを持続させるのは至難の業。当時の私は、そのことに気づいて「次の目標を創ろう」と思えた訳ではありません。「なんか最近おもんないなあ」と思っていただけです。でも、あることがきっかけで、また英語熱が再燃するのでした。
そのきっかけは、また次回。
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