珍道中54日目は、再び私が某英会話スクールで営業の仕事をしていた、あの頃です。以前書きましたが、英会話歴5年目になり、外国人講師との会話も続くようになってきた、そんな時の事件です。

 その頃同じ教室に勤務していた男性講師。彼はダイエット中でした。その彼と一緒にランチを取ったその時のこと。彼は食後に、デザートだと言ってチョコレートやフルーツをトッピングしたアイスクリームを買ってきました。私は「ん??ダイエット中やろ?(Excuse me? Are you on a diet, aren’t you?)」と彼に質問。彼は、「Yep!」と答えました。そして私は「それは食べたら太るんちゃう?」と言いました。いいえ、言いたかったのです。細かくどんな表現をしたのかは忘れてしまったのですが、私が言ったことに対しして彼が「僕が太ってるってこと??」と怒り気味に言ってきたのです。私の表現が誤解を生んだようでした。覚えているのは、私が「fat」という単語を使った、ということです。これがまずかった。「fat」は確かに「太い」という意味の言葉なのですが、異常な太りかた、という雰囲気を持つ言葉なので使わない方が良いこともあるのです。そのことを知らずに、「fat」を連発したんです。彼はそれに反応したんですね。

 単語のもつ空気感というか雰囲気を気にするようになったのはそれからです。Cute とpretty はどう違うのだろう、とかthank youと thanks は単に短くしただけで同じなの?とか。私は、自分が気がつかないうちに誤解されないように、その「違い」を知ろうと思ったのでした。

 みなさんお気づきでしょうか。このところの珍道中は私の失敗談が多いこと。会話は出来るようになってきましたので、スムーズに話が出来ていることが多いです。でも、私の英語は完璧じゃない。だから失敗もたくさんあるんです。この頃の記憶にはそういう失敗が多いです。その度に私は凹んでいます。そして英会話を楽しみ続けています。

 英会話が上達してきて、会話が出来るようになるのと同時に失敗も増えるものです。そのことに臆せず、話しを続けたことが私の今を作り上げました。失敗は前進の証でした。「歩みを止めない」これも上達の秘訣(ひけつ)です。

 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧